製造・検査設備
QUALITY MANAGEMENT 品質への自信
大阪合金工業所の製造設備と品質管理
大阪合金工業所の主力製品は元素添加用の母合金です。多種類・少量の合金製作に応えるため多くの溶解炉を保有し製造を行っています。また、製造で発生する排煙・排水等の排出を極力軽減するため、処理能力のある公害防止設備で環境負荷の軽減に努めています。
製品の品質管理は化学組成を明らかにすることにあり、再現性かつ迅速性に富む高性能で多様な機器分析装置を用い製品保証を行っています。
製造設備
溶解設備
- 高周波誘導炉(Cu換算0.4t)
- 8基
- 低周波誘導炉(Cu換算2.0t)
- 2基
- ガス燃焼炉(Cu換算0.4t)
- 5基
- りん反応炉(Cu換算0.7t)
- 4基
- 高周波誘導コイル(Cu換算0.3t)
- 3基
[ 水田式溶製法用 ]
製造設備
熱処理炉と機械加工設備
- 均質化熱処理炉(2ton/炉)
- 4基
- 加熱炉(シンバル)
- 2基
- 旋盤
- 7台
- NC旋盤
- 3台
- 自動のこ切断機
- 4台
公害防止設備
排ガス処理設備と排水処理設備
- ベンチュリ―スクラバー
- 3台
- 湿式電気集塵機
- 3台
- バグフィルター集塵機
- 5台
- 排水処理設備
- 2式
- フィルタープレス脱水機
- 3台
- サンドフローろ過機
- 2台
検査設備
電界放出型電子線マイクロアナライザー(FE-EPMA)
固体試料に細く絞った電子線を照射し、試料から発生する二次電子や反射電子を検出することで表面微小部の形態を観察し、特性X線を検出することで組成や元素の分析を行う装置です。保有する電界放出タイプの電子銃を搭載したFE-EPMAは、高空間分解能が特徴であり、従来の熱電子銃を搭載したEPMAでは困難であったより微小な領域の分析が可能になりました。
当社では製品の品質管理(相構成や介在物の同定)、ユーザー、研究機関、大学等から組織解析等の受託依頼に使用しています。
日本電子製JXA-8500F1台
検査設備
固体発光分光分析装置(OES)
固体試料中の対象元素を放電プラズマによって蒸発気化励起し、得られる元素固有の輝線スペクトル(原子スペクトル)の波長を、発光強度から定量を行う装置です。予めどのような試料や元素の分析を行うか導入前に計画する必要がありますが、非常に短時間分析が可能です。
当社では、銅原料中の不純物(20元素)や一部母合金の分析、銅合金鋳物とりん銅母合金(8%P-Cu)の炉中分析等に使用しています。
島津製作所製PDA-80001台
検査設備
高周波プラズマ発光分光分析装置(ICP-AES)
溶液分析試料を、高温のArプラズマに霧状で導入して、励起された元素が基底状態に戻る際に放出される光を分光して、波長から元素の定性、強度から定量を行います。液体にならない希ガス元素、液体化が難しい水素、炭素、酸素、窒素元素以外で周期表Li(リチウム)からU(ウラン)まで測定が可能な汎用性が高い分析装置です。
当社では同装置を2台保有し、試料が無機酸溶液とフッ酸溶液で装置を使い分けして、主に製品の主元素や不純物元素の定量分析に使用しています。
島津製作所製ICPS-81002台
検査設備
波長分散型蛍光X線分析装置(XRF)
試料にX線を照射して発生する固有の蛍光X線を測定することで構成されている元素を定性し、含有濃度を定量する装置です。
当社では母合金の主元素が高濃度(30~50mass%)であるため、発光分光分析装置では対応できない製品の定量分析に使用しています。
島津製作所製XRF-18001台
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